|
農業は、極めて自然条件に左右されやすい産業であり、自然災害による影響は、幾ら農業技術が発展し、また、農家が努力しても避けがたいものがあります。本県においても、これまで幾多の台風や長雨等による被害が農家に重大な影響を及ばしてきました。施設園芸地帯である私の地元でも、一昨年の1月の大雪による数多くのビニールハウスの倒壊被害が記憶に新しいところでございます。特に、最近は異常気象と言われるような現象が毎年のように起こっているように感じられ、大変に心配であり、県内の農家も今後の農業生産が安定的に続けられるのか、非常に不安を持っていると思います。
知事は、さきの9月県議会において、21世紀は食料の時代との認識のもとに第1次産業を重視し、群馬県内の実情に応じた農政を積極的に展開していくとの御見解を示されております。また、昨年、食料・農業・農村基本法が制定されたところであり、本県として食料自給率の向上や農業経営の安定などに向けたより積極的な方向を示すべきであると考えております。
こうした状況のもとで農業災害対策の重要性はますます大きくなっており、災害を受けた農家に対して早期に的確な支援策が講じられ、農家が意欲を失うことなくさらに積極的な農業経営を展開できるよう対策を一層強化する必要があるのではないかと考えております。
そこで、農政部長にお尋ねいたします。
まず、近年の主な農業災害の発生状況とこれに対する県の対応はどのようになっているのか。
次に、県の農漁業災害対策特別措置条例、いわゆる農災条例については、制定後約40年を経過したと聞いており、県内農業の実態に合わなくなってきている部分やより充実を図るべき部分もあるのではないかと考えております。例えば、本県の農業の中で比重が高まっている施設園芸等の被害に十分対応できないのではないか。早急な復旧等を講ずるために欠かせない融資対策がもっと迅速かつ十分に行われるべきではないかと思われますが、県として農災条例の課題についてどのように認識しているのか、お伺いをいたします。また、今回本議会に条例改正案が上程されておりますが、こうした課題に十分対応できるものなのか、具体的改正内容はどのようなものなのか、お伺いをいたします。
|