8. 地元問題について
 (1) 国道50号前橋・笠間間の4車線化について
 (2) 新田地域の治水対策について

  

Q.

国道50号の前橋・笠懸間の4車線化の問題についてお伺いをいたします。

(須藤昭男)

 国道50号は、前橋市から水戸市に至る主要幹線道路として北関東3県を結び、地域産業の振興、沿線市町村の活性化を図る上で大変重要な路線であります。県内においては、県都前橋と東毛地域を結ぶ重要な生活道路となっております。年々交通量もふえ、広く利用されるようになっているところでございます。しかしながら、前橋市二之宮町より笠懸町の鹿の交差点までの区間は県内における唯一の2車線区間であり、国道50号のボトルネックとなっております。そして、慢性的な渋滞を来すとともに、交通事故も多発しております。そのため、その影響は周辺の道路にも及び、生活環境の悪化を招いております。
 以前から、関係市町村では国道50号バイパス建設促進期成同盟会を結成し、国への陳情等を繰り返し実施してきておりましたが、このほど建設省において前橋笠懸道路整備計画検討委員会を設置し、待ちに待った道路整備の具体的な検討を始めたと聞いております。つきましては、この検討委員会での検討状況、そして、何よりも今後の事業化の予定など、具体的な取り組み状況について、土木部長にお伺いいたします。

A.

地元問題の1点目、国道50号についてでございます。

土木部長(砂川孝志)

 一般国道50号の前橋・笠懸間は渋滞が著しく、県としましてもその4車線化を早急に着手するよう建設省に対して要望を重ねてきたところであります。この事業の実現に向けまして、昨年12月に前橋笠懸道路整備計画検討委員会が建設省、県及び関係市町により設置されました。この委員会におきまして、建設省からの提案によりまして計画段階から住民意見を反映させるパブリックインポルブメント方式が議論されまして、それを実施することとなりました。具体的には、事業の必要性やルートの考え方について、住民意見を幅広く聴取した上でルート案を決定するものであります。既に2月中旬に前橋市城南地区、赤堀町、笠懸町の各戸にパンフレットを配布し、3月15日までに住民から回答をいただくこととしております。
 今後の事業化に向けましては、この住民からの回答を踏まえまして、建設省がルート案を決定した後、環境アセスメントや都市計画決定を進めることになります。なお、都市計画決定に当たりましては、赤堀町や笠懸町で策定中の市町村都市計画マスタープランの土地利用計画との調整が必要であり、県と両町とで密接に連携を図っていく考えであります。これらの作業を速やかに進めるとともに、その事業採択を引き続き強く建設省に働きかけてまいります。

Q.

新田地域の治水対策についてお伺いいたします。

(須藤昭男)

 私の地元であります新田郡笠懸町、薮塚本町、新田町、尾島町及び太田市にまたがる石田川流域は、上流域である笠懸町、薮塚本町に河川がないことに加えて、近年の都市化の進展によりたびたび冠水被害に見舞われております。また、北関東自動車道の建設に伴い、上流域での降水時の流出形態の変化も予測されております。これらを総合的に解決すべく、平成10年9月に石田川流域の1市4町と国、県、道路公団等の関係行政機関で構成された石田川総合治水対策協議会が設立されており、1年間の検討を経て、ことし2月に第2回対策協議会が開催されたところであります。
 このように治水にかかわる河川整備計画と地域排水計画である国営総合農地防災事業、県営かんがい排水事業、北関東自動車道の排水計画、下水道事業、そして、各町の排水計画等の関係各機関の担当者が同じテーブルで総合的な治水対策について協議されていることは大変意義深いものであると思っております。地元の期待も多く寄せられているところであります。
 そこで、治水対策の骨格となる河川計画と河川まで洪水を導く地域排水計画の整合性が最も重要と思われますが、県として今後どのように治水対策を進めていくのか、土木部長にお伺いをいたします。

A.

2点目の新田地域の治水対策についてでございます。

土木部長(砂川孝志)

 新田地域を含む石田川流域総合治水対策につきましては、石田川の従来の治水計画を見直し、流域全体のバランスのとれた治水安全度の向上を目指し、河川改修計画と地域排水計画の策定について、平成10年9月に設立いたしました石田川流域総合治水対策協議会の場で検討を行っています。本年2月14日に開催した第2回協議会では、河川計画の原案及び地域排水計画の方向について検討を行いました。
 原案におきましては、河川の改修方針としまして、現況の流下能力−流れ下る大きさを踏まえまして、流下能力の不足する箇所については河道の拡幅、上中流域においては流出抑制のための調整池を整備し、さらに、堤防等の脆弱箇所については補強等の対策を実施していくこととしております。この中の調整池整備は、流域調整池事業として平成12年度新規事業として国に要望をしております。これは従来の河川改修の考えを大きく転換させたもので、石田川上流域の笠懸町、薮塚本町のように河川から離れた上流域に調整池を整備し、流域全体の治水安全度を上げるとともに、上流域の浸水被害を軽減するものであります。
 石田川流域では、河川計画と地域排水計画が車の両輪のような関係にありまして、その整合性を図ることは当然であります。今後、関係者と密接な調整及び連携を図りながら、本流域の浸水被害を解決するための努力をしていきたいと考えております。




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