3. 高校生の国際交流 について

  

Q.

次に、高校生の国際交流についてお伺いいたします。

(須藤昭男)

 国際化の進展に伴って、各方面で教育現場での国際交流の推進が叫ばれております。全国的に見ても、我が国の高校生の海外への留学や諸外国からの留学生の受け入れも年々活発になってきていると聞いております。
 こうした中、先日の新聞には、本県の女子高校生が県の訪問団の一員として中国に派遣され、中華婦女連合会との交流事業に参加するとともに、後日、中国からの女子高校生を受け入れ、県内の高校で交流会を持った旨の報道がありました。高校生の留学や短期の海外研修も毎年活発に行われているとのことですが、1年間の長期留学を終えて帰ってきた生徒はもちろんのこと、短期の海外研修を終えて帰った生徒の場合でも、生徒たちは異文化に直接触れ、学校での体験発表会等を通じて海外での人々との交流における感動や喜びを他の生徒に広く伝えていると聞いております。そして、本人は、英語力もつき、自信を持ってその後の高校生活を送り、以前にも増して外国言吾を初めとする学習に積極的に取り組むようになってきていると聞いております。
 また、留学生の受け入れについても、アジア農業高校生の受け入れ事業が定着し、新聞を初めとしてさまざまな場面で取り上げられ、話題になっております。タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、モンゴル、それぞれからの日本の農業を学ぶために群馬県にやってきた農業高校生たちは、留学当初こそ不安や戸惑いを見せるものの、すぐに日本の生活にもなれ、日を追っておぼつかない日本語も上達し、1ヵ月もすると、本来の目的である農業の勉強に本格的に取り組むまでになると聞いております。
 若さあふれる高校生のころに体験したことは、本人にとっても、社会全体にとっても意義あるものと考えます。留学によって外国で生活し、また、異文化に直接触れたり異国の自然に接することなど、さまざまな体験を通じて日本の産業・技術、文化や自然などのすばらしさを再認識することもできるものと確信をいたしております。
 そこで、現在、高校生の国際交流の現状と、今後、県教育委員会としてどのように国際交流を進めていこうとお考えなのか、教育長にお伺いいたします。

A.

まず、高校生の国際交流についてお答えいたします。

教育長(高井健二)

 お尋ねの本県高絞生の国際交流の状況でございますが、平成11年度には、県立高校の18校におきまして、海外の高校との姉妹校による交流、それから、夏休みなどを活用しての短期海外研修による交流などを実施しております。また、平成10年度からは、アジア諸国への海外修学旅行が実施されまして、今年度は6校の県立高校が韓国、中国などに旅行をしまして、現地の高校生との交流を図ったところであります。
 さらに、最近では、インターネットなどを活用して海外の高校生と意見交換するなど、情報化に対応した国際交流を行っている学校も見られます。高校生がこのような海外での体験等を通してそれぞれの国の文化に直接触れたり、ひいては日本の文化や伝統のよさを改めて発見することは、これからの国際社会に生きる能力をはぐくむことにつながってくる力となるものと考えております。
 一方、海外からの留学生の受け入れについては、姉妹校交流等における留学生の受け入れのほか、平成10年度からは、アジアの農業を担う高校生の本県農業高校への受け入れ事業を実施しているところであります。受け入れ校の生徒は、留学生の学習に取り組む真撃な態度や自分の国の文化や伝統に誇りと自信を持って生活する態度などに啓発されまして、自分の生き方や進路などについて真剣に考えるなど、交流の成果が見られております。なお、来年1月には、逆に、本県農業高校生のアジアへの派遣が実施される予定でありまして、一層の国際交流・国際理解の促進が図られるものと期待しているところでございます。
 議員御指摘のとおり、高校生という若さあふれる多感な時期に国を越えて相互に交流し、その国の人々や自然、産業、あるいは文化などに直接触れ、大きな感動を得ることは、これからの国際社会で活躍できる人材を育成していく上で大変意義深いものであると考えております。感動というものは人を大きく成長させていくという教育の根源をなすものと考えているところであります。したがいまして、今後、このような高校生の国際交流事業を知事部局の関係各課とも十分連携を図りながらさらに充実・発展させてまいりたいと考えております。




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