4.ぐんまの野菜・果樹振興について

Q.

ぐんまの野菜・果樹振興についてお伺いいたします。

(須藤昭男)

 本県の恵まれた気候や立地条件を生かして生産される野菜や果樹は、群馬県農業の中心として農業発展の牽引役を担ってきたところであります。そして、これまで新鮮、安全、おいしいをキャッチフレーズに、首都圏の消費者に販売し、信頼を築いてきたのであります。こうした中で、まことに残念ではありますが、本県において野菜や果樹に無登録農薬を使用していたことが確認され、これにより県産の農産物に対する消費者の信頼は大きく失墜をしてしまいました。早急に産地と一体となって必要な対策に取り組み、本県の野菜・果樹に対する消費者の信頼回復を図らなくてはならないと考えております。
 もとより食べ物として人の口に入る農産物は、安全であることが絶対条件であり、これまでも安全については多くの農業者の皆さんが努力してきたところでありますが、今回の無登録農薬問題により消費者の農産物の安全性に対する見方が一層厳しくなり、これまで以上に安全確保に向けた生産・販売が必要になってくると思うのであります。
 そこで、農政部長にお尋ねいたします。
 安全を求める消費者の信頼にこたえるための野菜・果樹振興の基本的な考え方をお伺いいたします。
 また、生産振興と販売戦略の具体的な取り組みについて、あわせてお伺いいたします。

A.

ぐんまの野菜・果樹振興についてお答えをいたします。

農政部長 (反町功夫)

 初めに、県の野菜・果樹振興の基本的な考え方でありますけれども、これまでは本県の豊かな自然条件と有利な立地条件を生かしまして、新鮮、安全、おいしいをキャッチフレーズに野菜や果樹づくりを進めてきたところでございますが、今回の無登録農薬の使用問題によりまして、消費者の信頼を損なってしまったところでございます。
 そこで、これからはこれまで以上に消費者の理解が得られる取り組みに努めることが必要でありまして、食の安全を第一とした野菜・果樹づくりを進めまして、消費者の求める安全な農産物を提供していかなければならないと考えております。このため、本議会に提案しております群馬県における農薬の適正な販売、使用及び管理に関する条例に基づいて、農家での農薬の適正使用や管理の徹底とあわせまして、出荷団体等による農産物の安全確認のための自主検査体制づくりなどを強力に進め、県産青果物の安全確保に努めてまいりたいと考えております。
 2点目の生産振興と販売戦略の具体的な取り組みについてでありますが、まず生産面では、ぐんまの安心野菜やおいしい群馬の果樹などの各種事業を通じまして、低コスト化・高品質化を図るとともに、特別栽培農産物認証制度等の環境保全型農業を推進しているところでございます。特に安全性への取り組みにつきましては、県が策定する農作物病害虫防除基準や除草剤使用基準に基づく病害虫の発生状況に応じた防除や農薬の適正使用の徹底を基本に、フェロモンや天敵等の利用による防除方法の導入等について、従来にも増して積極的に推進してまいりたいと考えております。
 次に、販売戦略についてでありますが、これまでのラジオ、テレビによるPRやスーパー等の店頭での販売促進に加えまして、農薬の使用状況や残留農薬検査結果の公表など、安全性に対する産地のさまざまな取り組みが消費者の目に見えるようにしていくことが必要であり、この第一歩として、産地における農薬の自主検査体制の整備を進めているところでございます。
 いずれにいたしましても、安全な農産物の生産こそ農業振興の原点であり、消費者の視点に立って信頼される野菜・果樹づくりを市町村、農業団体等と一体となって取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。




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