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少子化は、出生率がだんだんと減少をしてきて、社会全体の活力の低下をはじめ、健全な社会の発展のために大変心配をしているところであります。群馬県は、全国に比較するとまだ高い水準にあるものの、しかし全体として低下傾向にあり、これを抜本的に何らかの形で解決をしていかなければならない大きな命題であると考えております。
議員御指摘のように、問題が幾つかあると思います。1つは、経済問題であります。その経済問題についていろいろ講じられておりますけれども、これは国を挙げて取り組むべき問題でありまして、私は、もう少し、例えば課税に対して子どもの扶養に関する控除額をもっともっと抜本的に考えるとか、あるいは現在出しております児童手当についてもっと充実をするとか、そういった税財政面の充実というのが国を挙げて行われなければならないのではないかということが言えるのではないかと思います。
それからもう1つは、例えば、かつて出生率が低かったスウェーデンとかフランスとか、そういった国々の状況を調べてみましても、そういう経済面の手当も大事でありますけれども、男性の育児に対する意識が高いということが言われております。つまり、父親の役割が日本などと比べて非常に高いということがありまして、そういう社会的な意識の変化というものも真剣に考えていかなければならないのではないかと思っております。
それから、家族制度が前に比べて、家族の絆というものが、あるいは同居する率というものが戦後減ってまいりました。昔は、1人の子どもを育てるのに両親だけではなくて、おじいちゃん、おばあちゃん、そしていろんな人が子どもを全体で見ていたわけですけれども、今は新しい夫婦は核家族となり、そしてちょっとした熱が出てもどうしていいかわからないとか、困ったときにどうしたらいいかわからない。つまり、経験者が周りにいないということから、そういう育児に対する不安というものがかなりあるのではないかと思っております。
これについては、県段階においても、「ファミリー・サポート・センター」であるとか、「子育て支援センター」とか、こういうものをもっと充実していくことによって、若いお母さんの不安を解消していくということが可能ではないかと思っております。
それからもう1つ、女性が母親となって家庭で育児に専念する場合、どうしても社会との付き合いというものが・・職場におりますといろいろな情報も入り、みんなと一緒に行動ができるという雰囲気の中にいるわけですけれども、家庭にいますと、孤独感といいますか、社会との断絶感というものもあるのではないか。そういうことも解消していかなければいけないというふうに思います。
そのための子どもを預ける施設だとか、ベビーシッターだとか、そういういろんなものがあると思いますけれども、そういう社会参加ができるようなシステムをやっていかなければならないと思っております。
諸外国を見ますと、出生率がむしろ高過ぎて困るというところもありますし、それから低かったんだけれども、フランスやスウェーデンのように復活してきたという国もあります。ただ、同じような文明国でも、お隣の韓国などは日本よりも少ない・・1.1幾つでしたか、出生率が低いということ。だから、これは国によってどうしてそういうふうに違いが出てくるのかというようなことの、根本的な原因というものをもう少し研究しながら、国を挙げて抜本的な対策をとらなければいけないと思っております。
そもそも人間は、自分たちの種族を増やしていくというのがもともと動物的な本能であるわけですから、その本能がなえてくる、弱まってくるというのは一体どこにあるのかということを究明しながらこの対策を打っていかないと、場当たり的なものになってしまうのではないかと思っております。これからもそうした観点に立って真剣に取り組んでまいりたいと思います。
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A.
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これまでの少子化対策の効果についてのお尋ねにお答えいたします。
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保健・福祉・食品担当理事(宮下智満君)
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この少子化の問題につきましては、平成2年のいわゆる1.57ショックを契機として、我が国が最重要課題の1つとして取り組んできたところでございます。県といたしましても、子どもの健やかな成長支援、子育てと仕事の両立支援、子どもにやさしい環境づくりの推進などを目的として、平成8年3月に、御案内のとおり、県エンゼルプラン「ぐんぐんぐんま 子育てプラン」を策定し、子育て支援のための諸施策に積極的に取り組んできたところございます。
その中で、特に緊急に整備を進める必要がある保育対策等につきましては、目標を定めて取り組んでまいりました。その実績の一部を申し上げますと、放課後児童クラブは平成7年度末の93カ所の状況が15年度末実績では228カ所に、一時保育は12カ所が103カ所に、延長保育は57カ所が176カ所に、低年齢児保育は7778人が1万2900人、育児ファミリー・サポート・センターは1つもなかったのが7カ所と、順調に推進してきているところでございます。
これらの施策の効果についてでございますが、就学前の児童数が毎年12万人前後で推移してきた中で、保育所への入所児童数は、計画策定時には3万451人であったものが、本年の5月時点では4万125人と30%以上も増えておりまして、働く女性の仕事と子育ての両立支援に大きな成果を上げているというふうに考えております。また、放課後児童クラブや低年齢児保育、ファミリー・サポート・センターなどにつきましても、女性の社会進出や就労支援に大きな効果を上げているというふうに考えているところでございます。
さらに、このエンゼルプランの取り組みは、直接的な子育て支援施策にとどまらず、幅広い意味で子どもが育つのに適した環境づくりをも含んでおりまして、子どもの健全育成に欠かせない様々な体験型事業も実施しているところでございます。子どもたちが「ぐんま少年の船」で接した北海道の雄大な自然、あるいは「ぐんま天文台」で見た本物の宇宙の美しさなど、こうした様々な体験を通して得た発見だとか感動というものは、必ずや生きる力や豊かな感性を育み、明日の本県を担う人材に育っていってくれるものと考えますと、数字に示すことは難しいわけですが、将来大きな効果があらわれるものと確信をしているところでございます。
以上でございます。 |